いま、西山晃世、幾田りら、小玉ひかりを聴かないで、いつ聴きますか?
2020年の前半も終わり今、コロナの影響で大打撃を受けているエンターテインメント業界。
それでも、明るい話題もありました。
若いアーティストが、SNSや動画配信によって、注目を浴びることが増えて来たこともひとつです。
今回、マチセブミュージックマガジンでは
今年、注目度の高い、若手シンガーソングライター3人にスポットを当ててみました。
その3人とは、カバー動画のYouTubeチャンネルを持つ「ぷらそにか」のメンバーでもある、
シンガーソングライター、西山晃世さん、幾田りらさん、小玉ひかりさん。
YOASOBIで大ブレィク中のikuraさんこと幾田りらさんを始め、
SNSで話題の西山晃世さん、小玉ひかりさんが在籍している、「ぷらそにか」とは一体?
ぷらそにか
![](https://www.march17musicmagazine.com/wp-content/uploads/2020/02/9dcf8ffd77d3d2a4c8c4936b2b50aac1.jpg)
Sony Music が主催しているセミナー型オーディション「the LESSON」の受講生らを中心に結成。
構成するメンバー全員が、それぞれソロやバンドなどの形態でアーティスト活動をしている。
総勢34名(2020 年7 月現在) のミュージシャンたちによるセッションユニット。
各々が強力なパーソナリティーと、実力を兼ね備える「ぷらそにか」は、
東京、名古屋、大阪にそれぞれメンバーがおり、2016 年8 月より、毎週金曜日にYouTube 上にカバーソングを公開し始め、
現在までに300本以上の動画をアップ、
チャンネル登録数13.4万人万人、総再生回数4,600万回以上(2020年7現在、日々更新中)10 代から20 代前半を中心に、ファンを集める話題のセッションユニット。
ぷらそにかofficial
このセッションユニット「ぷらそにか」は、今後華々しく、デビューすることはありません。
若いシンガーソングライターをより多くの世の中の人に、知ってもらうためだけに存在するセッションユニットです。
ぷらそにか結成に大きな影響を与えた、Sony Musicのシンガーソングライター育成講座
「ぷらそにか」の東京メンバーは、全員がSony Musicが行っている、シンガーソングライター育成講座、
「the LESSON」の卒業生です。
「the LESSON」とは、Sony Musicが才能ある若手アーティストを
3か月間無料で、作詞、作曲、発声など、
シンガーソングライターとして身に着けておくべき基本を、
経験豊富なSony Musicの現役ディレクターやプロデューサー、実際に第一線で活躍しているプロのクリエイター
直接指導が受けられるという言ってみれば、シンガーソングライターの専門学校です。
その受講生や卒業生を中心に、2016年に結成されたのが「ぷらそにか」です。
今回、取材をさせて頂いた、3人のシンガーソングライターも「ぷらそにか」、「the LESSON」と大きく関わっています。
3人には「ぷらそにか」のことだけではなく、
音楽との出会い、葛藤、見据える未来など、熱く語って頂きました。
それぞれのファンの方、ぷらそにかファンの方、
また、これから、シンガーソングライターを目指している方に是非、
読んで頂きたいと思います。
西山晃世(にしやま・こうせい)
![](https://www.march17musicmagazine.com/wp-content/uploads/2020/06/kopusei1.jpg)
西山晃世 Profile
優しくも力強いハイトーンボイスで奏でる音楽は多岐にわたります。
作詞、作曲、アレンジはもちろん、音源の録音時にはギター、ベース、ドラム等の楽器演奏から、
レコーディング、ミックスまで自らこなすマルチクリエイター。
日常の風景や感情を、自身の言葉、自身のメロディーにのせて、
独自の世界を奏でる、20 歳の大学生トラックメイク・シンガーソングライター。
西山晃世インタビューPart2
6/4に新曲「CUL!」が出ましたね。
これは、トラックメイク・シンガーソングライターになる時に書いた曲なんですよね。 当時「未確認フェス」と「出れサマ」っていう大きなオーディションがあったのですが、両方落ちまして…。 それが悔しくて、 「何が足りないんだろう・・」っていう気持ちをそのまま書いたのが「CUL!」です。 弾き語りで自分の良さが出せないこととか、悶々とした感じとかをそのまま曲にしたので思い入れがありますね。
今、J-POPにあんまりいないタイプのアーティストだと思いますが、自分ではどうですか?
歌詞はJ-POP要素を持ち込んでいるのに、サウンドがあまりJ-POPっぽくないからなんですかね。でも歌詞は大事にしたいなって思っています。 高3の時落ち込んでた時期があったのですが、その時に響いた曲ってストレートな歌詞の曲だったんですよね。ストレートすぎるのも面白くないのでそこはうまく自分ぽさをブレンドしてますが、どんなオシャレな曲を作ったとしても、そこは大事にしていきたいですね。
西山さんの曲は、構成が複雑な曲が多くないですか?
そうですね、ファーストEPの時はサビが一回しか出てこない曲作ったり、攻めたことしてたんですけど。(笑) 僕はアレンジも自分でやるのですが、聞いてて飽きさせないのもアレンジの仕事だと思うんですよね。 キメを作ったり、2Aから、2B、2Cを飛んで2Dにいくとか。あとは間奏を挿してギターソロに持っていくとか。 僕の曲はループものが多いので、曲の構成は割と意識していますね。
こういうコアな話を取材でしてて大丈夫ですかね?(笑)
インタビュー的にいいんですかね(笑)
私は、すごい、面白いので、okです(笑)
最後にファンの方へのメッセージ、もらえますか?
6月4日に「moon」を公開させて頂いたんですけど、
リアルタイムでファンの方と視聴するという、プレミア公開というYouTubeの機能を使ったのですが、
公開した時に凄く多くの人が見に来てくれて、いろんなコメント頂いたし、ツイッターとかインスタとかもですが。
凄いいろんな感想を頂いて、その時に僕って改めていろんな方に、応援して頂いているんだなと感じたんですよね。
「ぷらそにか」のライブの渋谷のWWW Xに立った時に思ったんですけど、
ここ何年かで色んな環境が変わったなというか、いろんな方が応援して下さるようになって、ファンの方に感想とか頂くと本当に支えになるんですよね。それがあるかないかで、曲も変わってくるし、すべてに影響すると思うんですよね。自分一人で作っているんですが、一人じゃないなみたいな気持ちが凄いあって、何か出せば、誰かが見てくれるし、感想くれるし。
作ってる僕としても、この曲で誰かの人生変わるまではいかないとしても、感情の変化があるかもしれないと思うと、作る気持ちも凄く変わりますね。もう、ほんとに感謝してます。色んな人の支えがあってこそ、自分が活動できているので。
ちょっと、コロナでまだ先がみえないですが、8月の「ぷらそにか」のライブ、できるといいですね!
どうなるかわからないですが、8月のライブは個人的にすごい楽しみしていて、赤坂BLITZなんて、人生で立てると思っていなかったので・・・「ぷらそにか」ワンマンライブなので、ファンの方に感謝を伝える意味でも、ライブができるといいなと思います。
(取材した時は、配信ライブが決まる前です)
あとは「CUL!」を是非聞いてください!
YouTube、各サブスクで聞けますので!
西山晃世 Link
幾田りら(いくた・りら)
![](https://www.march17musicmagazine.com/wp-content/uploads/2020/07/Lila5.jpg)
幾田りら Profile
音楽好きな家族の影響で、小さい時から様々な音楽に触れる生活をしているうちに、
物心つく頃には歌手になることを決意。
小学6年からギターの弾き語りで作詞・作曲を始め、中学3年からは本格的にライブ活動をスタート。
昨年からは、その勢いが、さらに加速。
夏に何本かのTV CMでボーカリストとして起用されると、
秋に開催した初めてのレコ発ワンマンでは、告知後1ヵ月でチケットがSOLD OUT。
また初ワンマンと同じ日に公開した、ボカロPのAyase氏とのユニット「YOASOBI」の「夜に駆ける」は、じわじわと話題となり、各種音楽チャートで軒並み1位を獲得。
今、日本で最も注目を集めるシンガーの1人。
幾田りらインタビューPart2
りらさんの曲の詩って、リアリティーがある詩が多い気がするのですが?
はい、曲のテーマみたいなモノを聞いた人がわかるように、歌詞に落とし込むことを意識して作詞はしています。
あとは生活の中であるような出来事、身近な出来事を書くようにしています。
具体的に言うと、例えば、雨が降って来た、雨が降って来た時にどんなことを考えるかとか、身近にあるものから派生して作っていく感じです。生活の中の出来事を歌にしていくところがあるのかなと思います。
そうなんですね、だから、共感しやすい歌詞だと感じるんですね。
そういった意味で、女性アーティストで影響を受けた人はいますか?
そうですね、Yuiさんとか中学生の時はよく聴いていまし、aikoさんも聴いていました。
あとは、私の中ではティラー・スィフトさんはラブソングの女王ですね。
いろんなラブソングをたくさん書いているので、その和訳とかを読んで、「いろんな恋愛があるんだな」って感じることが多くて、影響を受けましたね。
テイラー・スィフト!ちょっと意外かもいしれないです。
ティラー・スィフトさんだと、私は「RED」ってアルバムが凄く好きなんですけど、あのアルバムは、いろんな恋愛の形を描いいている曲がたくさんあるので、特に有名な「We Are Never Ever Getting Back Together」という曲は、
あれだけ強く「あなたとは絶対によりを戻さない、絶対にあなたのことを二度と好きにならないわ」っていう強いメッセージを詩にかけるというのは凄く影響受けましたね。
あの曲は男性からすると、強烈ですもんね(笑)
そうかもしれないですね。(笑)
でも、ピュアロマンスよりかは、恋愛のBADな部分とかも描けてしまう、あれだけ、ポップに描けてしまうところが、聴いている人が共感できたということなので、すごい刺激を受けました。ピュアロマンスの曲もほんとに胸にグッとくるワードを使っているので、刺激になりました。あとは一回聴いて覚えられるメロディーをずっと、作り続けているところは尊敬してますね。
「RED」が出たときに、数人のお客さんの前で、アコースティックギター一本で「We Are Never Ever Getting Back Together」を歌う動画がYouTubeに上がっていましたけど、見たことあります?あの動画すごい好きなんです。(笑)
あ、知ってます!!!!(笑)
あの動画好きです!!!
ライブ動画の中で一番好きです!!!
まさか、知っているとは思いませんでした!(笑)
ほんとにあの動画で心奪われましたね!
テイラーのあの動画の話で、盛り上がるとは思いませんでした。(笑)
なんか、私の勝手なイメージでテイラーとかはあんまり聞いてない感じだったので。(笑)
そうですか?洋楽も影響を受けています!
「We Are Never Ever Getting Back Together」のカバーも、何年か前にネットに上げたことがあります。
では、Yuiさんはどんなところに影響をされましたか?
Yuiさんが凄い人気が出た時は、私が幼稚園とか小学校の低学年だった時なので、リアルタイムで聞いていたわけではないですが。私の兄が好きで聞いていて、「GREEN GARDEN POP」と「ORANGE GARDEN POP」という
ベストアルバムが出た時に、両方、聴かせてもらって、凄く刺激を受けました。Yuiさんは恋愛の曲が有名ですけど、そうではなくて「TOKYO」という曲が好きで、自分の夢とか誰しもが持ってる悩んでしまう暗い部分だったりとか、そういう人達の心に寄り添うよう曲の方が、私は恋愛の曲より印象が強いですね。
「TOKYO」は、ほんと名曲ですよね・・・
テイラー・スイフトとYuiさんの話を聞いてなんか、りらさんのイメージが変わりました。
もっと、ソフトな感じというか、癒し系が好きなイメージだったんですが。
バシっと、胸掴まれちゃうような曲とか大好きですね。
アーティスト幾田りらさんにとって、夢とは何ですか?
できるだけ、たくさんの人に私の曲を聞いて欲しいと思っているので、夢としてはまず武道館でライブがやりたいです、たくさんの人に聞いてもらえるアーティストになりたいというのが夢であり、目標ですね。
今、現時点で、私の作った曲に自分自身が満足しきれていないので、曲作りもどんどん成長して、たくさんの人に共感してもらえるように頑張りたいです。あとは、ぱっと聞いて、「あ、これいい曲!」と思ってもらえるのが大切だと思っているので、そういう部分をどんどん磨いていって、思わず立ち止まって聞いてしまうような楽曲を作り続けていきたいです。
今まで、出してきた曲で、一番、思い入れがある曲はなんですか?
一番新しい「JUKEBOX」のアルバムは、色んな感じの曲を集めたので、
アップテンポなポジティブな曲からバラードまで、ほんとに色んなパターンの曲が入っているのですが、「ロマンスの約束」っていう曲は、できるだけ多くの人がポジティブになれる曲にできたと思います。みなさんに寄り添える曲を出したいと思っていたので、自分の中ではその時の最高傑作を出せたって感じですかね。
今でも、音楽をやる上で続けていることはあるのですか?
発声練習とか呼吸法だったりは毎日取り組んでることですね。
歌うことで気を付けているのが、聞いている方が歌詞を見なくても、言葉がちゃんと伝わるっていうことです。
歌詞の中でも文章の中で強弱をつけて、より聴きやすくて、伝わりやすくて、言葉の一番強調したい部分が、
出ていくっていうことはすごく、気を付けているところです。最近は、私が歌う歌詞は「心に響く」というようなことを、いろんな方に言って頂けるので、その「聞きやすさ」っていうところで評価して頂いているのは、自分のやっていることがちゃんと伝わっているんだなと思うので、凄く嬉しいです。
そういうテクニックっていうのはほんとにりらさんはすごいですよね、りらさんが言っていたみたいにりらさんが歌う曲は、ちゃんと言葉が耳にスーッと入ってきますよね。
ありがとうございます!
伝わってるならすごく嬉しいです!
YOASOBIがブレイクしたことで、シンガーソングライター幾田りらとしても注目されていると思うのですが、その辺りは意識していますか?
YOASOBIが、いろいろと盛り上がっていく前に作った曲が自分では、自信を持って作れたでは思っているのですが。
YOASOBIのおかげで、注目度というのは上がっていると思いますし、YOASOBIがきっかけで、幾田りらのファンになって頂いた方には、「ikuraってどんな曲を歌っているんだろう・・・」って思ってる方がたくさんいると思うので、今まで以上に誰もが「いい!」って思ってもらえる曲を出すことに、集中しなといけないなと思っています。中途半端なことは、今まで以上にできないなと気合いが入っています。
最後にファンの人へメッセージって頂けますか?
今はお待たせしてしまっている感じになってしまっているので、必ず良いモノを世に出したいと思っているので、
もうしばらく待ってください!よろしくお願いします!
幾田りら Link
小玉ひかり(こだま・ひかり)
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: Hikari1.jpg](https://www.march17musicmagazine.com/wp-content/uploads/2020/06/Hikari1.jpg)
小玉ひかり Profile
小学生の頃からシンガーソングライターに憧れて、中学3 年生の冬に、初めて作ったオリジナル曲を
地元の小さなライブハウスで披露する。
高校生になってから本格的に創作活動を開始するも、受験期を迎えて1年間の活動休止を余儀なくされる…。
大学入学を機に吹っ切れたように創作活動を開始。
セッションユニット”ぷらそにか”や、アカペラユニット”WhiteBox”などでの活動のほか、
自身のチャンネルでも精力的に発信を続ける、ピアノ弾き語りの女子大生シンガーソングライター。
小玉ひかりインタビューPart2
「ぷらそにか」に入ったのはいつ頃ですか?
大学に入った時です、大学1年の6月だったと思います。
丁度この前、ぷらそにかに入って2周年だったんですよ。
ぷらそにかに入ったきっかけは何だったんですか?
実は「the LESSON」を卒業した時に、一度は「ぷらそにか」スタッフの方に誘っていただいていました。
その時、凄く入りたい気持ちはあったのですが、いろんな事情で、一度お断りをしたんです。
それから、大学生になって、私から、「今からでも入れてもらうわけにはいかないでしょうか?」って、「ぷらそにか」のスタッフの方に頼みに行ったら、「どうぞ!どうぞ!」って言ってくださって、凄く嬉しかったです。
「ぷらそにか」は個々にシンガーソングライターとして活動してるアーティストのユニットですよね。
みんな、ベースはソロのシンガーソングライターとしての顔があるわけじゃないですか?
そのあたりはどう思っていました?
そうですね、入れて頂いたのは私にとって大きかったです。
「ぷらそにか」に入ったことで、見てくださる方も凄く増えましたし、カバー動画をアップすると、私の声だったり、歌い方を好きになってくださった方が、私のソロでのライブに足を運んでくださったりして、どんどん積み重ねでファンの方が増えていったので、ほんとに入れて頂いてよかったなーと思っています。
今は自分の中で、どうですか?こうなりたいという夢に近づいてる感じはありますか?
夢に向かってどんどん階段を昇れている感じはします!
私自身を応援して下さる方が、次第に増えていっている実感があるので、ライブに来て下さる方も増えていますし、それはすごく嬉しいことですが、みんなが知ってるような歌、みんなが口ずさめるような曲を歌うのが目標なので、そこには、まだまだ全然追い付けてないですし、そこにたどり着きたいというのが私の夢です。
あとは、第一線で活躍してるアーティストさん達がしてること全部が夢です!
自分はバラエティーに飛んだ人間になりたいなと思っています!!
言い方が見つからないんですけど、私は、アーティスティックな人間じゃないんですよ。私はめっちゃ普通の人なんです!でも、そういう人達の代弁者であって、共有でききるものを曲を媒介にして、みんなと共感できるようになればなーと思います。いろんなことに取り組めるアーティストになりたいです。
いろんな可能性に挑戦してみたいんですね?
そうですね、自分の曲とか声とかというよりは、人間「小玉ひかり」を、たくさんの人に好きになっていただけたら嬉しいです。それで、人の心を動かすことができればいいなと思っています。
夢に向かって突き進むためにあとは何が必要だと、自分で感じているところはありますか?
やっぱり、楽曲ですかね。
一人でやっていると自己満足で終わっちゃうことが多くて・・・
たぶん、曲をもっともっとこうしていけばこうなる!・・・もっと良くなる!っていうのが、完成させちゃうと、「できた!」「早く歌いたいなー」って思っちゃう人なんで。(笑)やっぱり、まだまだ、甘いな、自分を甘やかしているんだなと最近、ひしひしと感じるので、今は、曲作りを頑張っています。
「ぷらそにか」のスタッフが近くにいて、第三者目線で見てくれるというのはいいことですよね、
友達同士だと言いにくいこととかありますもんね。
ほんとに、そうでうね。そう思います。
自分の曲で、思い入れがある曲はありますか?
いっぱいあるので・・・
一曲と言われると、やっぱり、自分を知ってもらえるきっかけとなった、「いやになっちゃったときの唄」っていう曲ですかね。マイナスなことを悲しく歌うのではなくて、明るくポップに歌ってる曲なんですけど。すごく、反響があった曲なので、色んな人に共感してもらったんだなと思います。
曲作りはどういう風にやっているのですか?
夜が多いかもしれないです。今日作りたいって毎日思っています。(笑)
鍵盤の前で詩を書いたり、メロディーを考えたりっていうことは毎日しています。曲が上手く完成させることができる時というのは、書きたいことが明確にあって、サビのフレーズが浮かんで、もう、フルコーラス書いちゃうみたいなことが多いです。なので、書こうと思って書けるタイプではないんだと思います。
曲作りで煮詰まってしまった時に気分転換とかでしてることはありますか?
今は、なかなか難しいですが、散歩します。家の近所を一時間半ぐらい彷徨って帰ってくる、感じですね。
長いですね!(笑)よく行く時間帯とかあります?
夕方が多いです、夕方の空が好きなので。散歩していると、気分もリフレッシュされますしね。
後は、家の中で、ずっといると感性的にだんだん無になっていくので・・
歩いていると、空だったり、歩いてる人とか観察して、それを曲作りに活かせてます。今は自粛期間中なのでそれができないので、生みの苦しみを味わっているんです。(笑)
作詞に対して、何か、拘りとかあります?
やっぱり、一番は共感してもらえる歌詞を書くことかなと思います。
それは同性からとってことですか?
いえ、私の曲は「女の子だけに」っていうのは少ないかなと自分では思っていて、基本的には、一人称は「僕」が多いかもしれません。男子女子に限らず、誰もが悩んだりすることや、恋愛でも、男の子と女の子だったら、全然気持ちの揺らぎだったり違うと思うんですけど。曲によっては女の子目線で書いたりすることもありますけど、
でも、男の子目線で書いてみたりすることもあるので、あんまり、どちらかの性に固執しないようにしています。
コロナの影響でライブとかできていないと思いますが、やっぱり寂しさみたいなものはありますか?
寂しいですね。
今年の秋にいろんなことを計画していて、春から、秋に向かって「小玉を知ってもらおう!」と考えていたことがいっぱいあったので、それが、できなくなってしまったので、寂しいです・・・
色々不安なことはたくさんありますけど、なにか新しい形で私の音楽を発信出来たらいいなと、今は考えています。
インスタとかYouTubeライブとか、できることを頑張っています。でも、そこでファンの方からコメントをいっぱい頂けてうれしいですけど、やっぱり、画面越しでファンの方の顔が見えないので、生のライブっていいんだなー、大事なんだなーと今、凄く感じています。
生のライブと配信のライブとは違いますよね、生ライブは、生ライブだからこその音楽の伝わり方がありますもんね。
やっぱり、マイクを通して自分の声が会場に響いてるのを聴くとテンション上がります。
ライブでは、できるだけお客さんの方を見るようにはしています!
どんな顔をして聞いてくれてるのか、気になるので。見ると頷いてくれていたり、ちょっと、口ずさんでくれたりするのを見ると、凄く嬉しいですし、ライブの後の物販でも「〇〇から来ました!」みたいに、都内のライブにもかかわらず、遠方から来てくれるファンの方も増えてますし、自分の音楽が心だけではなくて、身体も動かしているんだと感じて、その分、お答えできる曲を「歌わないと!」って思います。
ひかりさんが歌っているのを聞くと、音域とかすごく広いなと思うんですけど?
いえいえ!全然です、自分の音域はめちゃくちゃコンプレックスです。
女の子の中では、凄く声が低いんです。喋ってる声はそうでもないかもしれないんですけど・・・
意外です、コンプレックスを感じていたんですね
最近やっと、ちょっと先が見えてきました!
前は高音は出ないって諦めることが多くて、「ぷらそにか」のレコーディングでも、「ここ、裏声じゃなくて、地声で歌ってよ」って指示された時に、「できません!」って言って(笑)、それでも、やらなきゃいけない時は、レコーディングブースのカーテンを閉めて、「見ないでください!」って言って、頑張って出していた時期もあったので。(笑)
でも、小玉さんはすごく声が出るイメージですけど、密度があるというか・・
いえいえ、そんなー、ありがとうございます。
「なんか、迫力あるね」みたいなことを言ってくださることもあるんですけど、自分ではわからないというか、自分が思ってる声と人に聞こえてる声って違うのかなと思います。自分で自分の声はめちゃくちゃ普通の声だと思っていたんですけど、最近、いろんな人に「やっぱり、声がいいよ」って言ってくださることが多くて。自分では気づけなかったことではあるんですけど・・・やっぱり、私の持ち味は「声なんだ!」と最近思えるようになりました。
ひかりさんとお話ししていると、自分で自分のことを俯瞰で見れているな思うのですが、自分ではどうですか?
今まで、客観的に見て気づけたっていうことがたくさんありますが、正直、自分が頑固者なんで、自信ないくせに「曲げたくない!」みたいなところがあるんです。でも、最近は自分を見つめ直せる時間が、コロナの影響で増えて、素直になれる時が多いですね。
そういえば、今年の2月で20歳になったんですよね?何か20歳になって変わりました?
えーなんだろう・・むしろあんまり変わらなかったって感じです。(笑)「19」というオリジナル曲があって作ったときは「19歳でいたい!」ってめちゃくちゃサビで歌っている曲があるぐらい、20歳になりたくなかったんですけど(笑)
あれ、こんな感じかって思いました(笑)でも、あせりはあります、もちろん。昔の自分は、きっと10代のうちにテレビで歌っている!!となぜか、自信を持っていたので、、、(笑)
ビリー・アイリッシュとか、年下のアーティストが出てきたのは自分では、どう思いますか?
ビリー・アイリッシュさんは年下に見えないですね(笑)
幾田りらちゃんがYOASOBIで活躍しているのを見て、すごく刺激になります。でも、「ぷらそにか」メンバーとも話ししていたんですが、「みんな、それぞれ、光るもの絶対あるから、私たちも頑張ろう!」という話になったので、
私も私なりの良さみたいなものを最大限にに引き出して、いい音楽を作れるように、頑張りたいです。
今はコロナの影響で、アーティストとして活動することが難しい時期だと思いますが、
小玉ひかりを応援してくれる人はたくさんいると思うので、
そんなファンの方にメッセージみたいなものがあれば、お願いしてもいいですか?
今は、なかなか、直接皆さんとお会いできない、すごく、悲しくて、寂しい期間ではあるんですけど、
だからこそ、私は音楽やってて良かったなと思います。今音楽は、SNSとかで発達して、届けられるものになったので、もちろん、みなさんに直接ライブでお届けしたいのはやまやまなんですけど、今は、とにかく、私が、たくさん、いろんな曲を作って、歌って、画面を通してでも楽しんで頂けるように、みなさんの生活に寄り添えるような曲をお届けしたいなと思っていますので、これからも、是非、応援よろしくお願します。必ず、応援してくれてるみんなをいろんな楽しい所に連れ行くので「付いて来い!」って感じです。「付いてきてね!」
「任せとけ!」って感じですね(笑)
「任せとけ!」「頑張ります!」って感じです!!
ライブができなくても、いろんなコンテンツを頑張りますので楽しみにしていてください!!
小玉ひかりLink
小玉ひかり最新情報!
小玉ひかりさん新定番曲
「いやになっちゃったときの唄」
インタビューを終えて見えて来たモノ
![](https://www.march17musicmagazine.com/wp-content/uploads/2020/06/jump1.jpg)
3名のアーティストの共通点は、インタビューを読んで頂ければ、わかる通り「ぷらそにか」です。
では、この「ぷらそにか」とは一体何なのか、彼らにとって、何のか・・
それは、取材の時に「ぷらそにか」スタッフの方の一言で、すべてわかったような気がしました。
ぷらそにかスタッフ
「『ぷらそにか』って言ってみればインフラなんですよね、僕らからすれば、
みんな、とっとと卒業して、メジャーデビューしてくれって思っていますから」(笑)
西山晃世さんは、ソロ活動以外に、MashRoomというユニットでマッシュアップの動画にも参加している、
これは、「ぷらそにか」がきっかけです。そこでは、驚異的なハイトーンボイスで圧倒的なボーカル力を発揮しています。
幾田りらさんは、ご存じの通り、YOASOBIで大ブレイク。
これも、Ayaseさんが、「ぷらそにか」の動画を見たのがきっかけです。
インタビュー中に出てきた「全力少年の」CMソングを歌う話しも「ぷらそにか」の動画をCMスタッフが見て、オファーが来たものだそうです。この話は、ここで終わらず、CMスタッフが別の話をまた持って来て、しかも、今度は「小玉ひかりさんで」というオファー。これも当然、CMスタッフが、「ぷらそにか」の動画を見て、「いいな」と思ったのが発端です。
やはり、メジャーデビューする前は、色々な人に聞いてもらう、見てもらうことが、少ないのが現実です。
色々な人に知ってもらうということが、スタッフが言うインフラとして「ぷらそにか」は役立っているのでしょう。
そこが、「凄く面白いことをSony Musicはしているな」と思ったのが、本音です。
聞けば、あのKing Gnuも「ぷらそにか」をやっているSony Musicの部署出身だそうです、
しかも、6年もSony Musicはバックアップし続けたと聞きました。
それは、ものすごく、凄いことだと私は思います。
今回、取材させて頂いた3名、西山晃世さん、幾田りらさん、小玉ひかりさんも、
これからどんどん大きなアーティストになっていって欲しい逸材です。
いや、大きくなると思います。
Part1 Part2と読んで頂いた方には、この記事をきっかけに是非、彼らのファンになって頂けると嬉しいと思っています。
ぷらそにか Link
ぷらそにか最新情報
8月24日19時より、配信ライブ決定!!